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展示情報
2023年11月1日(水)~11月30日(木)
薬師如来立像
長浜市高月町柏原・八幡神社
木造 古色 彫眼 像高97.6cm 平安時代
長浜市指定文化財

かつて来光寺と称された、八幡神社境内の阿弥陀堂に伝わる像。
本像は、像身のほとんど全てをヒノキとみられる一材より彫出する。材の制約のためか、上半身と下半身の正中線がずれているが、さすがに一木造ならではの充実した量感を示している。また、翻波式衣文、腰から両脚の間に流れるY字型衣文、豊かに盛り上がる胸・腹、衣文を刻まず張りを強調する両太ももなど、ボリュームのある肉取りとそれを包むしのぎだった衣文に、典型的な平安時代前期から中期にかけての特徴をみることができる。ただ、本来の彫りの深い衣文に比して表情がやや穏やかに過ぎ、後世の手が入っているものと思われる。
また、全体に動勢が抑えられ、小じんまりとしたまとまりをみせる点や、衣文に生動感が若干不足して形式化している点などを考慮すれば、平安時代中期、10世紀末期から11世紀前半頃の作と推定される。
※お堂の様子をお伝えするために薬師如来像とともに安置されている日光・月光菩薩立像にもお出ましいただきました。
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