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展示情報
2023年5月20日(土)~6月18日(日)
馬頭観音立像
長浜市高月町横山・横山神社蔵
木造 素地 彫眼 像高 99.6㎝ 平安~鎌倉時代
長浜市指定文化財

馬頭観音は忿怒の相を示す特異な観音菩薩。頭・体幹部をヒノキの一木材より彫り出し、内刳りを施し背板を当てる。頭上に馬頭をいただいて炎髪を配し、天衣・条 帛・腰裳を着して三面八臂をそなえて直立する。
本面および左右脇面は、それぞれ忿怒相をあらわし、開口、上唇左右より牙上し、眉間に一眼を刻出する。
左右第一手は胸前にて馬口印を結ぶ。脇手には、それぞれ宝剣、鉞斧、宝輪、数珠を執る。頭・体幹部は古い像の表面が荒れていたのを彫り浚えている。そのため衣文の調子は本来のものではない。
殆ど動勢を見せぬ点、忿怒相でありながら穏やかな性質の相好、下半身を紡錘形にまとめる形姿、浅く穏やかで簡素に整理され左右対称な衣文は、平安時代末期、12 世紀頃の作風とみられる。
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