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展示情報

2023年2月1日(水)~2月28日(火)

十一面観音坐像(脇仏)
冷水寺(長浜市高月町宇根)蔵

一木割矧造 漆箔 玉眼  像高 48.2cm 江戸時代

宇根.jpg

 本像は、江州伊香三十三所の第八番札所である冷水寺において本尊十一面観音坐像(鞘仏)の脇に安置されており、もとは出開帳仏であったと伝わる。 
 本面と頂上仏面、頭上面をあわせて十一面 とし、薄く開いた眼差しには玉眼を嵌入する。ヒノキ材による一木割矧造で内刳を施 し、両肩以下と脚部材を寄せる。右手の第一・ 三・四指を軽く曲げ、左手で水瓶を執る姿は、 焼損した旧本尊を納める鞘仏に通じるが、度重なる修理のせいか肘先の角度が異なる。また鞘仏と異なり天衣を着けない。十一面観音像の多い湖北地方にあって坐像はめずらしく、その意味からも貴重な作例といえる。

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